PepMetics®に適した薬効薬理評価
PepMetics®化合物はペプチド模倣低分子化合物として様々な生体内相互作用を標的とした創薬に応用可能です。当社では PepMetics®技術の一環として、薬効薬理評価では分子間相互作用を評価する実験手法を積極的に取り入れています。PepMetics®化合物の性質に合わせた評価によって、より確度の高い創薬を推進しています。
タンパク質-タンパク質相互作用の作用機序に基づく評価
当社では、タンパク質-タンパク質間相互作用(PPI)を標的とした創薬プログラムを推進するため、in vitro における薬効薬理評価系を社内にて構築し、薬理評価を実施しています。
精製タンパク質あるいは細胞を用いて、化合物による PPI 阻害活性を直接的に検出・定量できる評価系を構築し、創薬初期段階から作用機序に基づく評価を行っています。
具体的には、HTRF、FRET、FP(Fluorescence Polarization)、NanoBiT、Alpha アッセイ、CETSA などの多様な評価技術を組み合わせて、標的 PPI の特性や研究目的に応じた最適な評価系を設計しています。これにより、精製タンパク質を用いた直接的な相互作用阻害の評価から、細胞内における PPI 阻害および化合物が狙った標的分子に実際に結合しているかを確かめる標的エンゲージメントの確認まで、一貫した薬効薬理評価が可能となっています。
また、単一の評価系に依存するのではなく、複数のアッセイ系を相互補完的に用いることで、偽陽性・偽陰性のリスクを低減し、化合物の作用機序に対する確度を高めた評価を実施しています。これらの評価結果は、ヒット化合物の選別、類縁体最適化プロセス、ならびに次段階の機能的評価系への展開に活用されています。
このように当社では、PPI 阻害剤に特化した薬効薬理評価基盤を構築しています。基盤技術として最大限に活用することで、創薬標的に対する作用の妥当性を早期に見極め、継続的な候補化合物創出を可能とする研究開発を推進しています。
